2010/05/06
《A.I.R Miyashita Park》アートとソーシャルの結合と分断
《A.I.R Miyashita Park》アートとソーシャルの結合と分断
先月より東京・渋谷にある宮下公園で始まったアーティスト・イン・レジ
デンスでは、展覧会、ライブ、映像上映やワークショップなど様々な活動
が行われ、「宮下公園」は国際的な関心がよせられている。
http://www.youtube.com/watch?v=DRo6Hedpeew
http://airmiyashitapark.info/wordpress/
現代美術の実践が「社会参加」「制度批評(Institutional Critique)」
「関係性の美学」といったコンセプトと連動し、アートと市民運動の恊働が
模索され長い時間が経過した。
http://www.formerwest.org/
クリエイティブな行為自体が孕む政治性と、政治自体が孕むクリエイティ
ブとが衝突する宮下公園でのアート活動は、その意味で現代美術の伝統を
引き継いでいる。一方で、レジデンスの存在が、行政と関連企業が進める
公園改修工事を実質的にストップさせ、アートが社会的・政治的なツール
として《利用》されているとの違和感が表明されている。
http://tokyoartvillage.blog36.fc2.com/blog-entry-441.html
京都上桂をベースとする「コレクティブ・パラソル」では、ゼロ年代に活
発化した、地域活性化、観光振興戦略、世界都市競争の中で《効果》を期
待されたアートたちを視野に入れながら、レジデンスに対する違和感につ
いて、不確定性の中で創作を続けるレジデンスの作家たちの声を聞き、ア
ートの文脈からディスカッションしてみたい。
社会的・政治的なるものを「芸術以外の添加物」と考えるクレメント・グ
リーンバーグの亡霊たちも歓待している。アートとは何か?私たちは思索
し続ける。
【日時】2010-05-06(木)19:00から
【場所】Collective Parasol
【アクセス】京都市西京区上桂前田町56/阪急嵐山線上桂駅徒歩5分
【URL】http://collective-parasol.blogspot.com/search/label/about/
【企画】藤井光(美術家)/ 増本泰斗(美術家)
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